2015年11月16日-11月20日
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唐の長安城、東市の重要な商業遺跡が発見

2015年11月20日

 陝西省の文化財関連部門は19日、唐代の長安城・東市遺跡の発掘作業で、唐代の450点の文化財および重要な商業遺跡が発見されたと発表した。発掘地点は東市遺跡中部のやや東。500平方メートルの発掘現場からは、瓦、陶器、玉器、銅器、ガラス器、宝石、開元通宝、「家酒店」と書かれた磁器製の壺の底といった、唐代の450点の文化財が見つかった。発掘調査により、3本の唐代道路遺跡、3本の排水口遺跡、1カ所の店舗裏側の作業場遺跡、4つの井戸、2つの穴蔵、11の排水穴、12の灰坑、3つの土坑、1つの土器坑が見つかった。史料によると、盛唐の時代の東西両市は、長安城の最大規模の商業区だった。東市は長安城の手工業の生産および商取引の中心地だった。ここには店舗が並び、商売人が集まり、工業・商業が極めて発達していた。中国新聞網が伝えた。

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