2015年12月14日-12月18日
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中国のIT関連商品、海外で大人気

2015年12月18日

 第2回世界インターネット大会が、烏鎮で開催中だ。中国のIT企業は国内で急成長している。中国の多くのインターネット商品が海外で新天地を切り開き、多くのユーザーと高いシェアを確保している。人民網が伝えた。
◆ブラジル 微信が流行
 WeChat(微信)は中南米でユーザー数の増加率が最も高いメッセージアプリの一つで、多くの若者がこの新たなSNSでコミュニケーションと共有を楽しんでいる。アルゼンチン、ブラジル、メキシコは、微信の中南米における最大の市場だ。微信ポルトガル語版は2013年にブラジルで正式にリリースされ、ユーザー数の増加率が一時1108%に達し、WhatsappやSkypeを追い抜いた。
◆インド 小米は中国のアップル
 インドは12億の人口を持つ大市場であり、多くの有名スマホメーカーの注目を集めている。アップルやサムスンといった世界的なブランド、ファーウェイやレノボといった中国ブランド、インド現地のブランドが市場争奪の混戦に加わっている。多くのインド人にとって、小米科技は中国のアップルだ。
 インド最大のネット通販サイトにアクセスすると、小米の11機種の携帯電話が見つかった。うち8機種はすでに売り切れで、人気のほどが伺える。ニューデリーの街頭では、小米のスマホを使用するインド人を目にすることができる。インドの企業グループ「タタ・グループ」は今年4月、小米の成長への期待から出資を決定した。
◆韓国 2万5000店舗で支付宝をサポート
 韓国のソウル、明洞、東大門といった繁華街では、「韓国のショッピング、税還付は支付宝を」といった中国語の広告をあちこちで目にすることができる。多くの店舗はレジに、「支付宝の使用を歓迎」といったシールを貼っている。
 アリババ・グループのモバイルeウォレット「支付宝銭包」は今年4月9日、韓国の実店舗に正式に進出した。韓国のウェブサイト「Daily Korea」によると、ロッテ免税店の2014年上半期の支付宝(アリババのオンライン決済サービス)による決済額は550億ウォンに達した。「支付宝が使用可能」といったシールを貼っている実店舗は、韓国全土で2万5000店舗以上に達する。支付宝との業務提携意向を持つ韓国企業の増加に伴い、この数はさらに増加する見通しだ。

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