2015年12月21日-12月25日
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4300年前の玉器、湖北省で出土

2015年12月22日

 湖北省文物考古研究所はこのほど、天門市・石家河遺跡で今から4300年前の美しい玉器(約250点)が出土したと発表した。これは紀元前の中国の玉器加工技術の最高峰を示しており、学界の石家河文化に対する新たな思考を促した。新華社が伝えた。
 同遺跡の面積は8平方キロメートルで、中国でこれまでに発見された中で最大規模の紀元前の集落群だ。石家河文化の玉器は、江漢平原の紀元前の玉器加工の最高水準を示す。
 今回の発掘調査の中心となったのは譚家嶺遺跡で、2015年11月より発掘が始まった。石家河文化時代後期の9基の甕棺墓が見つかり、うち5基に玉器が副葬されていた。玉器は合計で約250点見つかった。
 湖北省考古研究所の方勤所長によると、この約250点の玉器には減地陽刻技術、浅浮雕線刻技術が用いられている。その加工水準は、紀元前の中国および東アジアの最高峰を成している。

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