2016年01月01日-01月01日
トップ  > 科学技術ニュース>  2016年01月01日-01月01日 >  中国人科学者、ヨーロッパカレイ用の生ワクチンを開発

中国人科学者、ヨーロッパカレイ用の生ワクチンを開発

2016年01月05日

 ヨーロッパカレイ(学名はTurbot)は、肉が柔らかく骨が少ないことから人気がある。しかし近年は抗生物質の濫用により化学薬品の基準超えという問題が生じ、懸念が広がっている。華東理工大学が4日に発表した情報によると、同校の張元興教授が率いるチームの最新の研究成果により、私たちは安心してヨーロッパカレイを食べられるようになりそうだ。「Turbotエドワジエラ・タルダ生ワクチン(EIBAV1株)」が、国家新動物薬一類登記証書を取得し、年内に販売されることになった。これは中国で登記された初の海水養殖動物用生ワクチンで、世界で初めて政府の許可を得たエドワジエラ・タルダの魚用ワクチンだ。科技日報が伝えた。
 研究チームの中心人物、華東理工大学の劉琴教授によると、ワクチンは天然の生ワクチンのため、小魚をワクチンを入れた水の中で3分間泳がせるだけで、免疫力を高めることができるという。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます