2016年01月01日-01月01日
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人間搭乗可能な自動運転ヘリ、中国企業がCESで公開 世界初

2016年01月08日

 無人機にも人を乗せることができる?これはSF小説の話ではない。中国広州億航智能技術有限公司は6日、米ラスベガスで開催される世界最大の家電見本市「CES 2016」の開幕日(6日)に、世界初の定員1名・全天候型の大型無人機を公開した。北京日報が伝えた。
 その外観はヘリに似ているが、完全に自動操縦できるため、パイロットは必要ない。同社は将来的にこの無人機を、日常的な短・中距離移動の道具にしたいと表明した。この無人機の名称は「億航184」で、1名の乗客、8枚のブレード、4本のアームを意味している。自重は200キロ、積載能力の上限は100キロ。飛行高度は300-500メートルの間で、平均飛行速度は時速100キロ。電気で動き、2時間の充電で海水面の高度を23分飛行できる。同機はさらに避雷・防水処理が施されており、全天候の飛行が可能だ。これは空飛ぶ自動運転車のようなものだ。乗客はタブレットPCで目的地を指定し、「離陸」をタップするだけで、自動運転を実行させることができる。同機は独立した飛行制御システムによって自動ナビゲーションを実現し、飛行中も各種センサーを使いデータを収集・分析することで、ルートを改善する。最もスムーズで安全なルートにより、乗客を目的地まで送り届ける。

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