2016年02月01日-02月05日
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年夜飯も「インターネットプラス」、新たな流行を生む

2016年02月01日

 間もなく春節(旧正月、今年は2月8日)だが、各家庭は「年夜飯(除夜の宴)」の準備で忙しくなりそうだ。記者の調べによると、今年の年夜飯消費市場には、新たなブームが生じている。出前や調理師派遣といったインターネットサービスモデルが、多くの人の大晦日の夜に進出している。中国放送網が伝えた。
◆出前と調理師派遣
 江蘇省の李さんは毎年あちこち駆け回り、数軒の飲食店の中から年夜飯を予約する。現地の多くの外食店は今年、微信(WeChat、中国版LINE)による予約サービスを実施している。李さんは指を動かすだけで、今年の年夜飯の都合をつけた。
 他にも一部の外食店は年夜飯を作っておき、出前により客の家に届けることができる。江蘇省の外食店で勤務する店員は、「現在は年夜飯の予約のピーク期だ。出前も同じく活況を呈している」と話した。
 出前を取る人がいれば、調理師を厨房に招こうとする人もいる。湖南省の調理師派遣サービス業者「長沙厨神」は最近、対応に忙殺されている。同社の陳マネージャーによると、旧暦の大晦日から1月5日まではすでに予約で一杯だという。
◆食材の「半製品アプリ」が流行
 インターネット産業がより発展している北京において、「半製品」の年夜飯が流行している。近年台頭中の食材半製品アプリ「青年菜君」を使い料理を予約すると、アプリ側は洗い切り終えた生野菜を揃える。ユーザーは食材に少し手を加えるだけで食べられる。同アプリは今月15日、3種類の年夜飯のセット料理を提供した。価格は688元、888元、1088元(1元は約17.9円)。同アプリの共同創業者の任牧氏によると、これらのセット料理の予約状況は非常に好調だという。

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