2016年02月01日-02月05日
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中国人科学者、南中国海の科学研究を実施

2016年02月02日

 大陸沿岸部の付属海の形成メカニズムの模索は、世界最先端の地球科学の基本的な問題だ。南中国海はアジア最大の付属海であり、その生命の歴史の模索は、アジアと太平洋の相互作用を認識する近道だ。新華網が伝えた。
 南中国海の「生命の歴史」を模索するため、中国は2011年に「南海深部計画」を実施した。南中国海の盆地の変化、深海の沈積物、微生物、炭素循環などの積極的な模索により、大きな成果を手にした。
 同計画の実施以来、全国の約40機関の約400人の研究者が参加している。南中国海で約50回の科学観測が行われた。物理・化学・生物・地質などの多学科の協力が実現され、多くの先進海洋観測技術の南中国海における集中的な応用が促された。これには水深7000メートル級有人潜水艇「蛟竜号」、深海曳行システム、ブロードバンド海底地震計、深海ムアリングアンカー、海山の掘削などが含まれる。

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