2016年02月01日-02月05日
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北京の煙霧、宇宙からの眺めは?

2016年02月04日

 国家国防科技工業局は3日午前、地球観測衛星「高分4号」が撮影した第1陣の画像を公開した。これらの画像は明瞭で、豊富な情報を含む。解像度50メートルのフルカラー、解像度50メートルのマルチスペクトル、解像度400メートルの中波赤外線の3種類に分かれ、観測幅は400キロ以上。人民網が伝えた。
 画像の質、地形の種類、注目度などの要素を総合的に検討した上で、今回は北京、新疆の火焔山、チベットの納木錯、甘粛の敦煌、チョモランマ、黄河デルタ、珠江デルタ、湖北の丹江口、黄河の小浪底、オーストラリアなどの衛星画像を公開した。異なる地形的特徴と生態環境の観測、森林災害観測などの状況を反映した。これには特に、北京の煙霧発生の前後の比較画像が含まれる。
 同衛星は2015年12月29日に打ち上げられ、軌道上の試験段階に入った。打ち上げ成功から現在まで、主に衛星の姿勢安定、状態構築などのプラットフォーム・システムの試験を実施し、地球へのデータ伝送試験、カメラのイメージング機能の試験、画像データの調整などの作業を行った。衛星の運行状況は良好で、撮影効果も安定している。同衛星は1月31日まで8.3TBのデータを取得・処理し、高品質画像を4637枚撮影している(面積にして2620万平方キロメートル)。そのうち国内が851万5000平方キロメートル、国外が1768万5000平方キロメートル。

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