2016年02月08日-02月12日
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国家海洋局、2016年に重大プロジェクトを推進

2016年02月15日

 国家海洋局が発表した情報によると、同局は2016年に重大プロジェクト「雪竜号極地観測」「蛟竜号海洋観測」を推進し、「科学技術による海洋振興」戦略の実施を促す。新華社が伝えた。
 「雪竜号極地観測」を推進するため、同局は2016年に南極航空隊を発足し、極地エリアの陸海空観測プラットフォームを初歩的に構築する。極地環境に適した宇宙・リモートセンシング・氷雪・海洋探査技術および装備・サポート体制を整える。長期的・系統的でネットワーク化された極地総合観測・応用サービスシステムを構築する。
 「蛟竜号海洋観測」では、深海鉱物採掘試験、深海観測、深海生物の多様性の研究、資源調査・開発を行い、有人潜水艇「蛟竜号」などの国家大型深海潜水設備応用・共有プラットフォーム、深海空間ステーションを建設する。深海資源調査および開発・設備産業を拡大し、深海生物資源の利用の産業化を推進する。一定の影響力を持つ国家深海産業拠点を形成し、深海技術・装備の水準を全面的・系統的に高める。
 同局は2016年に第7次北極科学観測を終了し、初となる中露共同北極海観測の実施を目指す。また大洋第39・40次観測の科学調査を実施し、国際海底鉱区契約区の計画を実施する。

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