2016年03月07日-03月11日
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中国の宇宙ステーション、その構造は?

2016年03月09日

 全国政治協商会議委員、中国有人宇宙事業チーフデザイナーの周建平氏は、「中国は2020年頃に完成する宇宙ステーションの全体を、3つのキャビンに分ける。これは1つのメインキャビン、2つの実験キャビンで、それぞれ20トン級で、T字型を呈する。メインキャビンには5つのインターフェイスがあり、1隻の補給船、2隻の有人宇宙船、2つの実験キャビンと連結できる。他にも宇宙飛行士が外に出て活動するための出口が1つある」と発表した。新華社が伝えた。
 中国の宇宙ステーションは、整った再生可能生命保障システムを設計した。宇宙飛行士が吐き出す水蒸気は、復水によって回収される。排泄された尿も回収・浄化され、飲水や生活用水として使用される。電気分解で酸素を作る時に生まれる水素と、宇宙飛行士が吐き出す二酸化炭素は、化学反応により再び酸素に変わり、酸素補給の需要を満たす。

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