2016年03月07日-03月11日
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沖村憲樹氏が中国国際科学技術協力賞を受賞、駐日中国大使が賞賛

2016年03月11日

 日本メディアの報道によると、科学技術振興機構(JST)特別顧問の沖村憲樹氏がこのほど中国国際科学技術協力賞を受賞したことを受けて、元財務大臣の尾身幸次STSフォーラム理事長、自民党の高村正彦副総裁らが発起人となり3月8日に一橋如水会館で盛大な祝賀会が催された。中国網が伝えた。
 3月9日に開かれた中国人民政治協商会議(政協)第12期全国委員会第4回会議のグループ別討論会において、駐日中国大使の程永華氏は「沖村氏の授賞は、中日両国の実務的な協力・交流を象徴している」と評価するとともに、「沖村氏が受賞した中国国際科学技術協力賞は、人民大会堂で授与される。今年は7人の外国人が受賞し、沖村氏は唯一の日本人だった。また李克強総理が自ら授与したため、沖村氏は非常に感激していた。駐日中国大使館も祝賀会を開いた」と述べた。
 程氏は、「沖村氏の努力により、両国の若者は多くの交流の機会を手にした。特に沖村氏は科学・技術の研究を志す中国の高校生と大学生を、日本のノーベル賞受賞者との対話、日本の科学研究機関の見学に招待した。若者たちは多くの有益な啓発を受けた。沖村氏はさらに、両国の大学間の協力を促進し、時には50校対50校、さらには100校対100校の交流会を開いた。この10数年に渡る取り組みにより、駐日中国大使館は中国政府に沖村氏を推薦し、受賞する運びとなった。これは中日両国の実務的な協力・交流の代表例の一つだ」と話した。

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