2016年03月14日-03月18日
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快舟ロケット、1−2年内に商業打ち上げへ

2016年03月15日

 全国政治協商会議委員で、中国航天科工集団公司副総経理の魏毅寅氏は13日、中国のロケット「快舟」が1−2年内に商業打ち上げを実施する見通しと表明した。科技日報が伝えた。
 魏氏によると、快舟ロケットは小型固体燃料ロケットで、技術も成熟している。同社は国内の一部の企業と商業打ち上げを推進し、海外の商業宇宙計画を持つ企業とも交渉しており、1−2年内に進展を実現する見通しだ。
 同社は2013年に地球観測試験衛星「快舟1号」、2014年に「快舟2号」を打ち上げた。スムーズ、低価格、高信頼性の小型固体燃料ロケット・打ち上げシステムにより、中国で初めて固体燃料ロケットによる衛星打ち上げに成功した。これは同社の商業宇宙産業における初の試みだ。同社はさらに関連技術の開発とアップグレードを続け、技術の成熟度を高めている。

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