2016年03月14日-03月18日
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科学的素養を持つ中国人、2020年までに10%以上に

2016年03月16日

 国務院弁公庁はこのほど、「全民科学的素養行動計画綱要実施案(2016−20年)」を印刷・配布し、第13次五カ年計画期間(2016−20年)の中国人の科学的素養の飛躍的な向上を実現する全体計画を立てた。同案は、科学的素養を持つ中国人の比率を、2020年までに2015年の6.20%から10%以上に引き上げるとした。人民網が伝えた。
 同案は、2020年の中国人科学的素養に関する業務目標を以下のように定めた。
 科学技術の教育・伝播・普及の長期的な発展。革新型国家の建設の需要に即した現代公民科学的素養に関する組織、インフラ、条件、モニタリング・評価などの体制を構築する。公民の科学的素養を高める公共サービス能力を強化する。科学的素養を持つ中国人の比率を、2020年までに2015年の6.20%から10%以上に引き上げる。
 同案は、革新・調和・グリーン・開放・共有の発展理念の浸透を促し、ハイテク、グリーン発展、健康的な生活といった知識と観念の宣伝に力を注ぐとしたほか、以下のように強調した。
 青少年、農家、都市部労働者、指導者・幹部・公務員を重点とし、科学技術教育・研修、住宅地での科学知識普及、科学知識普及の情報化、科学知識普及インフラ、科学知識普及による産業支援、科学知識普及人材の育成といった重大プロジェクトを推進する。公民の科学的素養建設の公共サービス能力を大幅に強化する。公民科学的素養向上の共同建設、社会動員、モニタリング・評価などの体制を整え、科学研究と科学知識普及を結びつけた長期的・効果的な枠組みを構築し、中国人の科学的素養向上の機会と方法を増やす。

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