2016年04月04日-04月08日
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中国の科学者、微小重力環境下での3Dプリンター使用実験に成功

2016年04月14日

 中国科学院宇宙応用工学・技術センターは13日、中国の科学者がこのほど、放物線飛行により初の微小重力環境下での3Dプリンターの使用実験に成功したと発表した。この実験結果は3Dプリンターを宇宙に打ち上げ、宇宙ステーション内で物資を補給するために、重要なデータと経験を提供する。新華社が伝えた。
 同実験の技術担当者、同センター研究員の王功氏は、「資源補給は長期的な宇宙探査任務を成功させるため重要だ。現在は主にロケットと補給機により宇宙ステーションの補給を行っているが、時間がかかりコストも割高だ。必要な部品が宇宙で直接製造できれば、人類の宇宙探査技術の革命的な進展となる。将来的にはその他の星で板材やブロックなどの材料を作成し、家を建築できるようになるかもしれない」と話した。
 同センター副研究員の程天錦氏によると、科学者らは現在3Dプリンターの材料の循環利用技術の研究を同時に推進している。宇宙ステーション内の一部の廃棄物(宇宙飛行士の水飲み用の袋など)で、宇宙3Dプリンターの原材料を作れるようになるという。

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