2016年04月04日-04月08日
トップ  > 科学技術ニュース>  2016年04月04日-04月08日 >  雲南天文台、世界最大口径の真空太陽望遠鏡を開発

雲南天文台、世界最大口径の真空太陽望遠鏡を開発

2016年04月15日

 雲南天文台の科学者は長年の取り組みにより、1メートル級新真空太陽望遠鏡(別名は「赤外線太陽塔」)を独自に開発した。これは中国が開発に成功した大型地上光学・近赤外線太陽望遠鏡で、口径が0.99メートル、真空窓の直径が1.2メートルに達する、世界最大口径の真空太陽望遠鏡だ。現在は世界3大先進太陽観測システムの一つとなっている。同望遠鏡は約8つのタイムゾーン内でサブ秒角級高分解能観測が可能な唯一の太陽望遠鏡で、多くの先進的な機能を持つ観測機器を搭載し、複数の周波数帯の高分解能イメージング、広範な光の分散の観測が可能だ。0.3−2.5ミリ波内の、太陽の高分解能イメージングとスペクトル観測を主な科学目標とする。科技日報が伝えた。
 同望遠鏡は米国と欧州の同クラス大型太陽望遠鏡と共に、近頃の活発な太陽活動を共同観測する力強いネットワークを構築し、太陽活動の秘密を明らかにする。災害をもたらす気象状況の研究と予想、中国の次の宇宙探査計画の順調な実施に対して、重要な貢献を成し遂げる。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます