2016年05月16日-05月20日
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中国が「衛星測位条例」を制定へ 北斗システムの法的地位を確立

2016年05月19日

 「感知、そしてスマートへ」をテーマとする第7回中国衛星測位学術年次総会が18日、湖南省長沙市で開かれた。中国衛星測位システム管理弁公室長の冉承其氏によると、中国は現在「衛星測位条例」を制定中で、すでに国家立法計画に盛り込んでいるという。同条例は中国の衛星測位分野の関連活動を規範化し、北斗システムの国家宇宙情報インフラとしての法的地位を確立し、北斗システムの応用と産業の発展を推進する。人民網が伝えた。
 北斗システムは中国が自主開発、独自運行する全地球測位衛星システムで、世界のその他の衛星測位システムと互換性を持つ。全世界の各種ユーザーに、高精度・高信頼度の測位・速度測定・時刻サービスを全天候で提供し、かつショートメッセージ通信能力を持つ。

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