2016年06月01日-06月03日
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初の太陽探査衛星、中国が打ち上げを計画

2016年06月02日

 中国科学院国家宇宙科学センターの呉季センター長によると、中国科学院はこれまでに、▽中国・欧州宇宙科学衛星任務 太陽風―磁気圏相互作用パノラマイメージング衛星計画(SMILE)▽磁気圏―電離圏―熱圏結合小型衛星星座探査計画(MIT)▽世界水循環観測衛星(WCOM)▽アインシュタインプローブ(EP)▽先進的宇宙太陽天文台(ASO-S)――という5つの宇宙科学衛星プロジェクトを選定しており、2020年頃の打ち上げを予定している。
 ASO-Sは中国初の太陽探査衛星で、太陽フレアとコロナ放出の相互関係および形成の法則、太陽フレア・コロナ放出と太陽の磁場の因果関係を観測し、太陽爆発エネルギーの伝送メカニズムおよび動力学的特徴を研究する。重大災害をもたらす宇宙気象事件の予報を行い、中国宇宙環境保障に重要な貢献を成し遂げる。

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