2016年07月11日-07月15日
トップ  > 科学技術ニュース>  2016年07月11日-07月15日 >  有人深海科学調査母船「張謇号」、船内の様子に迫る

有人深海科学調査母船「張謇号」、船内の様子に迫る

2016年07月19日

 「張謇号」は現在、初航行における第一航程任務を実施するため南中国海に向かっている。中国の近代実業家で教育者の張謇から命名された同船は、中国1万メートル級有人深海潜水艇「彩虹魚」向けに設計された科学調査母船で、中国で初めて民間企業の100%出資によって建造された遠洋科学調査船でもある。全長は97メートル、幅は17.8メートル、設計上の排水量は4800トン、航行速度は12ノット、航続距離は1万5000カイリ、定員は60人で、補給なしで60日間作業できる。海洋科学調査の他にも、同船は深海救助と引き揚げ、海洋プロジェクトの設備取り付け、検査・メンテナンス、水中考古調査、映画撮影、深海探検、観光などさまざまな機能を持つ。新華網が伝えた。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます