中国第2陣の宇宙飛行士、洞窟訓練の内容は？

2016年08月01日

　男性宇宙飛行士の葉光富氏は1980年9月に四川省成都市で生まれた。2010年、葉氏は中国第2陣の宇宙飛行士に選ばれ、2014年に有人宇宙飛行の資格を取得した。現在は3級宇宙飛行士だ。新華社が伝えた。
　現地時間6月24日から7月8日にかけて、葉氏はイタリア・サルデーニャ島で、欧州宇宙機関（ESA）の洞窟訓練（CAVES）に参加した。中国の宇宙飛行士が同訓練に参加するのは、これが初となった。
　CAVESは何を訓練するのだろうか？葉氏は「洞窟内の未知のエリアの探索と観測、測量データの3D画像化、環境データのリアルタイム観測を主に担当する。またすべての参加メンバーは他の隊員の任務に力を貸す必要がある」と話した。
　探査チームの責任者として、葉氏は宇宙飛行士全員の協力とサポートを受けて、洞窟内の2ヵ所の分岐点の探査を終えた。その総距離は700メートル弱にのぼる。探査により、驚異的な広さのホールと、新たな洞窟の分岐点を発見した。ESAは新たに発見された洞窟の分岐の命名権を、葉氏に与えた。そして葉氏は「光明通道（Guang Ming Gallery）」と名付けた。