2016年08月01日-08月05日
トップ  > 科学技術ニュース>  2016年08月01日-08月05日 >  1万メートル級有人潜水艇、2019年に海上試験を実施へ

1万メートル級有人潜水艇、2019年に海上試験を実施へ

2016年08月01日

 青島市で開催中の2016東アジア海洋ハイレベルフォーラムで発表された情報によると、中国の有人潜水艇「蛟竜号」の崔維成副技師長が率いる科学研究チームは、2019年に1万メートル級有人潜水艇の海上試験を実施し、2020年にマリアナ海溝で水深1万1000メートルの極限にチャレンジする予定だ。新華社が伝えた。
 海洋のうち水深6500メートルを超える海域は深淵と呼ばれる。崔氏は同フォーラムで「深淵は地球のプレート活動、海洋地質構造、地球の物理的・化学的変化、過酷な環境下における生態システムと生態チェーン、生命の起源と進化、深海生物の遺伝子資源などの研究にとって非常に重要だ。深淵科学は世界の地球科学、特に海洋化学の研究の最先端になっていくだろう」と述べた。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます