2016年08月08日-08月12日
トップ  > 科学技術ニュース>  2016年08月08日-08月12日 >  リオ五輪期間の対話型検索ロボ「小安」がリリース

リオ五輪期間の対話型検索ロボ「小安」がリリース

2016年08月10日

 360搜索(検索)は5日、AIエンジン技術に基づく五輪ロボット「小安」をリリースした。このロボットは宇宙ロボットのイメージを採用し、リオ五輪に関する各種の質問(競技の日程、ルール、選手の情報など)にスマートに回答できる。
例えば「射撃の競技日程」を検索すると、ページの左側に伝統的な検索結果を、関連情報と概要の形で表示する。右側は五輪ロボ「小安」との対話枠になっており、ユーザーとリアルタイムで受け答えする。特に競技の全日程表を直接表示し、一目瞭然で分かりやすい。
 360搜索の魏少俊技術監督によると、「小安」の中心的な機能はAI対話で、▽ユーザーの口頭表現への理解力▽膨大な知識バンクを基礎とする受け答え能力――という2つの能力を持つという。また魏技術監督は「検索欄にキーワードを入力すると、検索エンジンはその言葉の意味を分析し、意図を判断し、需要に最もマッチする結果を判断する。さらに正確な答案を推薦することで、検索エンジンとの対話を完了する。AIを利用する場合、ユーザーは話し言葉で検索することが多くなる。これは書き言葉よりも複雑なため、処理が難しい。また、話し言葉は細切れになりがちという特徴があるため、一言目ですべての意図を伝えられるとは限らない」と語る。
 360搜索のビッグデータによると、「リオ五輪」の検索件数は4日に6万1662回にのぼり、「リオ」「五輪」などの検索回数も急増した。競技の日程、開幕時期、選手リスト、選手の情報、金メダルなど関連キーワードも、ネットユーザーが最も頻繁に検索するキーワードになっている。この点からもネットユーザーのリオ五輪への関心が伺える。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます