2016年08月29日-08月31日
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中国の連続殺人事件、DNA検査技術で容疑者を特定

2016年08月31日

 11人を殺害した一人の殺人鬼、この長年謎に包まれ未解決だった事件は、捜査技術が発達したことで容疑者をある家族に絞り、ついに真相が明らかになった。これは科学技術の勝利と言えるだろう。科技日報が伝えた。
 社会が進化するにつれて、ハイテクが捜査や証拠集めに利用されるようになり、捜査当局の能力が大幅に向上した。DNA検査技術が、その典型的な例だ。
 報道によると、中国の「白銀連続殺人事件」という重大殺人事件で、Y-STR(Y染色体縦列型反復配列)という方法が初めて使用された。Y-STRとは法医学上で精子に対するDNA検査の手段だ。父方のすべての男性、例えば兄弟、父子、おじ・おい、いとこ、祖父・孫などが同源のY染色体を持つ。この特徴を利用し、捜査員はついに「白銀事件」の容疑者を特定するに至った。

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