2016年10月17日-10月21日
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国産ステルス戦闘機「殲20」、珠海航空ショーで初公開か

2016年10月25日

 第11回中国国際航空宇宙博覧会(珠海航空ショー)が、来月1日から6日にかけて珠海市で開催される。人民網が伝えた。
 中国航空工業集団公司が珠海市で公開する「20シリーズ」に含まれる具体的な新機種は不明だが、国産ステルス戦闘機「殲20」に大きな期待がかかっている。インタビューに応じた軍事専門家は、殲20が登場する可能性は高いと判断した。かつて航空ショーで大々的に公開された殲31戦闘機と比べ、殲20はより先進的な技術・性能を持ち、機体も大型で、デモンストレーションの効果に期待できる。
 専門家は「殲20は翼面荷重が軽く、高い動力を持ち、機動性が優れている」と述べた。
 軍事マニアは国産ヘリ「直20」の公開を待ち焦がれている。軍事専門家は直20の特徴について「積載量、エンジン性能、情報収集、ステルス性能などに大きな進歩があり、そのステルス性能は直10や直19を大きく上回る」と話した。
 大型輸送機「運20」が2014年11月、珠海航空ショーで初登場した。まだ試験飛行段階だった運20は現場で素晴らしいデモンストレーションを披露し、未だに軍事マニアの間で語り継がれている。今年は就役して間もない運20が再び登場する。
 運20は中国が自主開発した大型・多用途輸送機で、複雑な気象条件下でも各種物資・人員の長距離空輸任務を遂行できる。同機の順調な開発と配備により、中国の空中戦略輸送の自主発展の重大な進展が実現された。
 専門家は「中国は空中給油機と早期警戒機のプラットフォームが不足している。運20をベースに空中給油機を発展させれば、中国空軍の軍機の活動半径が3000キロ以上に達し、第一列島線を突破するに余りある」と指摘した。
 専門家は「中国軍の運20は今後、一定規模を形成する必要がある」と述べた。

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