中国航天空気動力技術研究院は25日午後、国産無人機「彩虹」シリーズの12機種を、第11回中国国際航空宇宙博覧会に出展すると発表した。最新機種の大型・中空・長航続時間無人機「彩虹-5」の、神秘のベールが明かされる。人民網が伝えた。
「彩虹」シリーズは今回そうそうたる顔ぶれで登場し、機種数で過去最多となる。「彩虹-3」「彩虹-4」などのスター機種だけではなく、最新型の「彩虹-5」、太陽光発電無人機、複合型ゴムボート、高速ステルス標的機「彩虹-805」などの製品が登場する。
「彩虹-5」の翼幅は20メートル以上に達し、重油を燃料とする。優れた積載量、長時間・長距離飛行といったメリットを持ち、信頼性と安全性が飛躍的に向上。同機は各種武器を搭載でき、柔軟性が高い。同機は将来的に「彩虹-4」「彩虹-3」と高低の組み合わせにより、各作戦・任務を遂行するか、編隊として使用される。各レベルの作戦で、総合的な作戦能力を発揮する。同機はさらに電子戦総合システムを搭載し、通信偵察・干渉、レーダー観察・干渉、敵エリアの干渉・制御などの任務を遂行できる。さらに民間でも活用でき、航空測量、海洋・海事巡航などで活躍できる。同機の総合技術指標は、米国の無人攻撃機「MQ-9」をはるかに上回るという。