2016年11月07日-11月11日
トップ  > 科学技術ニュース>  2016年11月07日-11月11日 >  中国科学技術協会、世界初の科学者博物館を建設へ

中国科学技術協会、世界初の科学者博物館を建設へ

2016年11月11日

 中国科学技術協会は先ごろ、ベテラン科学者学術成長資料の寄贈式を開いた。中国科学院院士の李廷棟氏、中国工程院院士の傅依備氏ら院士8人、中国農業科学院の陶鼎来教授が、科学研究の貴重な学術資料8000点余りを、中国科学技術協会に寄贈した。光明網が伝えた。
 ベテラン科学者学術成長資料収集プロジェクトは、中国科学技術協会が中国共産党中央組織部など11の部・委員会と共同で推進している。すでに450人以上のベテラン科学者の学術成長資料の収集が始まっている。2015年末時点で、自筆原稿や書簡などの実物・原本資料が7万点以上、デジタル資料が20万件以上、動画資料が27万分以上、音声資料が31万分以上集まっている。国家科学技術伝播センターの建設も先ごろ開始された。同センター内に建設される、建築面積1万平方メートル以上の中国科学者博物館は、世界初の科学者をテーマとする博物館になる。3年後に竣工・オープンする見込みで、収集された貴重な資料がここで永久的に保存され、集中的に展示される。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます