10日午前7時42分、中国は長征11号ロケットを使い、酒泉衛星発射センターからパルサー衛星航法試験衛星を打ち上げた。航天科技集団第五研究院パルサー衛星航法試験衛星総指揮兼チーフデザイナーの薛力軍氏によると、研究者は一日も早く科学データを得るため、衛星に休むことなく稼働させ、軌道上のすべての周で稼働させようとしている。この目標を実現するため、同衛星は軌道上で最も忙しい衛星になる可能性があるという。京華時報が伝えた。
研究者は衛星に「スマートブレイン」を搭載し、自主観測など一連の動作を教えた。地上にいる職員が「一言」告げるだけで、衛星は自主的に必要な動きを分析し、完全に独自の計画に基づいて、すべての観測動作を行うことができる。
さらに重要なことは、地上の職員が衛星に、一度に「百の言葉」を伝えられることだ。これは1週間の観測任務に相当する。衛星はそのすべてを記憶し、自動的に優先順位を付け、「お利口」にすべての作業を完了する。