2016年12月05日-12月09日
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レール除雪車が登場、「人海戦術」に別れを告げる

2016年12月05日

 6.5キロに及ぶ鉄道の除雪作業は本来4時間かかったが、現在は1時間余りで完了できる。以前は100人以上が動員される人海戦術だったが、現在は1台のレール除雪車だけで楽に行える。手作業による除雪作業に別れを告げ、除雪車を運転する楽しみさえ感じることができるのだ。このような情景が寒冷地で雪の多いハルビン鉄路局で現実化されようとしている。科技日報が伝えた。
 全線で初となる大型保線機械「GCX-1000型レール除雪車」が先月23日、ハルビン鉄路局東門駅-孫家駅間の6.5キロに渡る除雪作業を行った。これは同設備がレール上での試験段階に入ったことを意味する。同除雪車は中国鉄建ハイテク装備有限公司が開発したもので、線路除雪に特化した大型保線機械だ。除雪作業中の運行速度は時速10−50キロで、車体には除雪スコップ、ロータリ除雪機などの除雪装置が取り付けられており、運行中にレール上の雪を取り除く。除雪幅は2.6メートルに達し、15メートル以上離れた所に雪を飛ばすことができる。一般路線・高速鉄道路線の除雪の需要を同時に満たすことができ、けん引機能を持つため、けん引車として使用することもできる。

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