中国科学院昆明動物研究所と雲南省林業庁は、中国人科学者が率いる国際研究チームが、雲南省高黎貢山に生息する新種のテナガザルを「高黎貢フーロックテナガザル」と命名したことを発表した。中国青年報が伝えた。
このテナガザルは主に怒江とイラワディ川の間の、中国・ミャンマー国境地帯で生息している。国内では雲南省怒江から西にある高黎貢山南部の保山市隆陽区、騰衝県、徳宏州盈江県でしか生息していない。中山大学の范朋飛教授は「高黎貢フーロックテナガザルの分布範囲は非常に狭く、現存の数は200頭未満だ」としている。