中国インターネット情報センター（CNNIC）は22日、第39回「中国インターネット発展状況統計報告報告書」を発表した。それによると、中国のネットユーザー数は昨年12月時点で7億3100万人に達した。そのうちモバイルネットユーザー数は6億9500万人で、増加率が3年連続で10％を超えた。モバイルインターネットの発展は、消費モデル及び経済業態の革新と変化を促している。衣食住から娯楽、さらに行政サービスに至るまで、インターネットは人々の生活の隅々まで深く浸透している。新華社が伝えた。
【中国のネットユーザー数は7億3100万人】
中国のネットユーザー数は昨年12月時点で7億3100万人にのぼり、普及率は世界平均を3.1ポイント、アジア平均を7.6ポイント上回る53.2％に達した。通年で4299万人増え、増加率は6.2％。中国のネットユーザー数は、欧州全体の人口に相当する。
【デリバリーサイト利用者が2億900万人に】
中国のデリバリーサイト利用者は昨年12月時点で2億900万人にのぼり、増加率は83.7％に達した。ネットユーザー全体に占める比率は28.5％。うちモバイルによるデリバリーサイトの利用者は1億9400万人で、利用率は16.8％から27.9％に上昇した。デリバリー市場はElema、美団、百度という3つのデリバリーサイトが三つ巴となって競い合っており、市場の集中度がさらに高まっている。
【微信モーメンツとQQ空間がSNSを提供】
微信モーメンツ（グループチャット機能）とQQ空間は通信ツールから派生したSNSで、ユーザーの利用率は前者が85.8％、後者が67.8％。微博（ウェイボー）はソーシャルメディアで、有名人、ネット有名人、メディアコンテンツの構築・強化、ショート動画、ライブ配信などのサービス強化により、利用率が上昇を続け37.1％に達した（2016年6月比で3.1ポイント上昇）。
【ネットユーザーの過半数、ライブ配信を利用】
スポーツ、ゲーム、音楽が好きならば、ネット上でライブ配信を利用できる。ライブ配信の利用者は6月比1932万人増の3億4400万人に達し、ネットユーザー全体の47.1％を占めた。うちゲームのライブ配信の利用率が最も高く、コンサート、スポーツ、ライブチャットの利用率が安定している。