中国の宇宙ステーション、2018年に核心モジュール打ち上げへ

2017年 3月3日

 全国政治協商会議委員、中国航天科技集団公司科学技術委員会主任の包為民氏は2日、新華社のインタビューに応じた際に、「中国の宇宙ステーション核心モジュールは2016年に総組立を終えており、現在はモジュール全体のテスト段階に入り、2018年の打ち上げを予定している」と述べた。新華社が伝えた。
 包氏によると、宇宙ステーションは軌道上で数十年運行していく上で、多くのスペースデブリに遭遇する。そのため設計段階で、宇宙ステーションのメンテナンス性を重点的に考慮したという。
 現在の計画によると、宇宙ステーションは大きめのスペースデブリについては回避が可能だが、10センチ以下の大部分のデブリに関してはそのまま衝突に耐えるしかないという。包氏は「船内の計器や棚などは取り外しが可能だ。これは船体がスペースデブリに貫かれた場合、その修復の際の手間を省く。またソーラーバッテリーなどの重要部品のメンテナンスと交換を可能にし、スペースデブリの衝突によって生じる被害を減少させていく予定だ」と説明した。
 また宇宙ステーションには、再生可能な生命維持システムが設計されている。宇宙飛行士が吐き出す水蒸気は冷却された後、水として回収される。排泄される尿も浄化され、飲水や生活用水として再利用される。
 包氏は「2018年に初の核心モジュールを打ち上げてから宇宙ステーションの建設を終えるまで、十数回の打ち上げを行う必要がある。なかでも最も重要な打ち上げは3回で、核心モジュールと2つの実験室を打ち上げる。順調に進めば、中国は2022年頃には有人宇宙ステーションを完成できる計画だ」と話した。


※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます

さくらサイエンスプランウェブサイト

さくらサイエンスプランウェブサイト

 

中国関連ニュース 関連リンク

柯隆が読み解く

2017/2/3更新
「中国の環境汚染問題、被害者=加害者の事実」

富坂聰が斬る!

2017/2/16更新
「新社会階層」

和中清の日中論壇

2017/2/16更新
「中国経済の変化と逆行する日本の中国離れ(その2)」

田中修の中国経済分析

2017/2/1更新
「2017年の経済政策」

服部健治の追跡!中国動向

2016/12/12更新
「中国企業家の性格と行動様式」

川島真の歴史と現在

2016/10/25更新
「民国史研究の苦渋」

露口洋介の金融から見る中国経済

New

2017/2/28更新
「資本流出の抑制と資本流入の促進」

青樹明子の中国ヒューマンウォッチ

2016/12/5更新
「中国人が抱く、日系企業のイメージ」

科学技術トピック

New

2017/2/28更新
最新テーマ: 鉄道技術

取材リポート

New

2017/3/2更新
「ゆとり教育以後の世代特許出願数でも見劣り」

中国の法律事情

2017/2/23更新
「中国現地法人の抹消登記手続が簡易に」

日中交流の過去・現在・未来

2017/1/23更新
「梅屋庄吉と孫文の盟約—松本楼 副社長 小坂文乃さんに聞く—」

日中の教育最前線

2017/1/25更新
「中国の「創新創業教育改革」について―当事者に聴く中国教育事情」

中国国家重点大学一覧

 

文化の交差点

New

2017/3/2更新
「福建商人を支えてきた、福建人の物作り」

中国実感

2017/2/17更新
「刺激の絶えなかった、中国での研究生活」

CRCC研究会

New

過去の講演資料・レポート

CRCC中国研究サロン

過去の講演資料・レポート

アクセス数:49,587,358