標高が世界最高の重力波観測所、中国が2020年に建設へ

2017年 3月8日

 全国政治協商会議委員、中国科学院高能物理研究所研究員、「阿里計画」首席科学者の張新民氏は「原始重力波は当初、ビックバンにより生じた重力波だ。中国が2020年に建設する観測所は、北半球で初の原始重力波観測所になる」と話した。新華社が伝えた。
 米国のLIGO(レーザー干渉計重力波天文台)は2016年、重力波を発見したと発表した。この発見は基礎研究の同年最大の進展とされた。ところがこれは重力波の発見の「序章」に過ぎず、各国は重力波の探査と研究に向けた自信を強めることになり、一連の研究計画が急ピッチで進められている。
 原始重力波の探査では、適した観測点の選択が極めて重要だ。張氏によると、CMB(宇宙マイクロ波背景放射)の観測に適した場所は、南半球のチリのアタカマ砂漠、南極、北半球のグリーンランド、中国西蔵(チベット)自治区の阿里(ガリ)地区の4カ所のみだ。
 張氏は「阿里計画は現在、全面的に推進されている。同計画は先月、観測ルームの設計案を審査し、望遠鏡建設案も審査の段階に入った。同計画は5月上旬に正式に施工開始される。竣工・稼働後は北半球の地上からの、原始重力波の観測を初めて実現し、中国の原始重力波研究を世界最先端に押し上げる。また同計画は関連技術の自主開発を推進中だ」と説明した。


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