2017年03月13日-03月17日
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中国人科学者、ヒマラヤ山脈の隆起の歴史を再現

2017年03月13日

 中国科学院の専門家はヒマラヤ山脈の隆起の歴史を再現し、それがチベット高原の気温が低下し湿度が下がった原因であることを明らかにした。その成果は「地質学」(最新号)に掲載された。新華社が伝えた。
 同研究によると、暁新世から高海抜という特徴を持っていたカイラス山とは異なり、ヒマラヤ山脈は暁新世後期(今から約5600万年前)は海抜1000メートルほどだったが、中新世前期(今から約2100−1900万年前)に2300メートルまで緩慢に隆起していき、その後500−700万年の間に急速に隆起し、現在の高度に達したということだ。

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