中国海洋国家実験室、深海有人潜水作業を実施へ

2017年 4月5日

 有人潜水艇「蛟竜号」に関する記者会見が1日、青島海洋科学・技術国家実験室で行われた。中国で初めて試験稼働が認められた国家実験室である同実験室は今月上旬、蛟竜号の試験的応用航行に初めて参加し、同時に南中国海で蛟竜号を使った深海有人科学調査を実施する。中国新聞社が伝えた。
 同実験室学術委員会秘書長の潘克厚氏によると、蛟竜号の母船「向陽紅09」が9日に三亜市を出港し、中国大洋第38航行段階第2回任務を開始する。第2回任務における5回にわたる潜水作業では、同実験室鰲山科技革新計画プロジェクトを実施する。5ヶ所の潜水エリアは水深2500−4000メートル地点となり、科学的に非常に価値があるプロジェクトとなる。
 潘氏によると、今回の調査はこれまでと異なっており、今回の潜水エリア5ヶ所は中国が初めて全国から広く意見を募り、複数の学科の専門家による共同検討を経て決定し、調査・研究を共同実施する潜水計画だ。得られるサンプルは、広く共有される。
 本航行段階に同行する科学者で中国国家海洋局第一海洋研究所高級エンジニアの楊剛氏は「同実験室は今回、蛟竜号を使い深海潜水作業を行う。南中国海の一部の海域で、地質学、生物学、環境学などの多学科総合研究活動を行う」と話した。
 中国大洋第38航行段階は3回の任務から成り、今年の2月6日から6月9日の124日間にわたり実施される。うち第2回任務は4月9日から5月6日の28日間。蛟竜号の共同航行の他に、同実験室は今年11回の共同航行を行い、同船を延べ463日間共有する。


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