2017年05月01日-05月05日
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中国製ハイエンドドローン、中南米に進出

2017年05月02日

 ブラジルのサンパウロは先ごろ警察の緊急対応能力強化をめざすため、中国ブランド「大華」のハイエンドドローン、車載・モバイル型の監視・防犯システムを導入することを正式に発表した。中国製ハイエンドドローンがブラジルの行政当局に導入されたのはこれが初で、中国製ドローンの中南米進出における重要な一歩となった。中国新聞網が伝えた。
 大疆創新科技などのブランドはすでにブラジル民間ドローン市場に進出し、消費者の認知も得ているが、ブラジル軍・警察当局は専門クラスのドローン市場で主に欧米ブランドを選択している。しかし大華を中心とする中国製ハイエンドドローンがブラジルで知られるようになり、現地政府は中国ブランドの調達を開始した。
 サンパウロのジョアン・ドーリア市長は先ほど行われた式典で「危険な状況が多発する住民密集エリアでドローンを使うことで、警察の緊急対応能力を効果的に高めることができる。我々は中国製品・技術の導入により公共管理の効率を高め、デジタル化都市を建設することに自信を深めている」と話した。
 大華ブラジル法人の呉英傑総経理は「ブラジルは治安状況が複雑で、スラム街ではマフィアと麻薬組織が横行しており、警察による介入が困難だ。しかし当社のドローンは400メートル離れた場所から犯罪者の顔を特定することができる。これは警察側が犯罪者の情報を把握する大きな一助になる」と述べた。

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