中国の宇宙ステーションの特徴を専門家が紹介

2017年 5月3日

 中国有人宇宙事業弁公室の王兆耀主任は国務院新聞弁公室で記者会見を開き、中国の未来の宇宙ステーションについて紹介した。王主任は「中国の宇宙ステーションは、能力拡張や革新的な飛行モデルなどの特徴を持ち、将来的にネット接続も可能となる」と話した。科技日報が伝えた。
 重さ200トン以上の国際宇宙ステーションや100トン以上あったロシアの宇宙ステーション・ミールと比べると、中国の未来の宇宙ステーションは小ぶりとなる。王主任は「中国の宇宙ステーション本体の重さは60トン以上で、宇宙船と補給船を加えると90トン以上になる。中国の需要を十分に満たす適度な規模で、能力拡張により3つのモジュールを追加できる。全体案の改善により、中国の宇宙ステーション建造の柔軟性が高まっている。また、ロボットアームやインデックス機構などが備わる。これと宇宙飛行士が協力し、軌道上でモジュールを組み合わせることで、宇宙ステーション建造計画の柔軟性と信頼性を高めることができる」と述べた。
 王主任によると、中国の宇宙ステーション向けに、大型光学設備を搭載する新型プラットフォームが開発されている。これはハッブル宇宙望遠鏡に似ており、天文観測と研究に用いられる。同プラットフォームは宇宙ステーションと同じ軌道上を飛行し、宇宙ステーションの需要を満たす。必要に応じて宇宙ステーションと連結し、宇宙飛行士が船外でメンテナンスと補給を行うことになるという。
 中国の宇宙ステーションはハイテクの成果を十分に利用し、総合的な効率を高めているという。王主任は、「20世紀後半に開発された国際宇宙ステーションとは異なり、中国の宇宙ステーションは最新の情報技術や電子技術など科学技術の成果を最大限に活用する。これにより宇宙ステーションの各システム、部品、技術水準を世界一流となる。過去の宇宙ステーションにインターネットはなかったが、今や宇宙ステーション内で使用が可能になった。将来的に宇宙ステーションは、ネットへの接続を可能とする」と述べた。


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