2017年05月22日-05月26日
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毎朝朝食を摂る学生ほど成績が高くなる傾向

2017年05月24日

 浙江省の小中学生約8万人の教育レベルを調査したところ、朝食を摂ることによる学生の学習への積極的な影響は、塾通い、保護者の教育水準、家庭の収入などを大きく上回ることが分かった。この研究データによると、1週間のうちに朝食を摂る回数が多い学生ほど、成績が良いことが分かった。新華社が伝えた。
 浙江省で毎日朝食を摂る小学4年生は87%だが、中学2年生は67%のみ。うち4年生は女子の方が食べる割合が高く、中学2年生の場合は男子の割合を下回る。北京師範大学の劉堅教授は、朝食と成績の関係は偶然明らかになったと話した。研究結果を見ると、朝食は「ローリスクハイリターン」であることが分かる。
 また研究によると、毎日朝食をとる学生の割合が10%高まると、小学4年生の親子関係指数が6.16%、中学2年生が5.98%改善されるという。

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