2017年05月22日-05月26日
トップ  > 科学技術ニュース>  2017年05月22日-05月26日 >  ジェスチャー制御ドローン、中国初登場

ジェスチャー制御ドローン、中国初登場

2017年05月25日

 左、右、下、バック――中国科学院瀋陽自動化研究所オフィスビル前の芝生で、ドローンはオレンジ色の手袋をはめたスタッフの手の動きに従い、聞き分けの良い子供が人のジェスチャーを理解するように飛行姿勢を変えた。そんなドローンを操作しているのは同研究所の華春生研究員だ。科技日報が伝えた。
 瀋陽科学技術ウィークで初めて公開された同システムは、強い直射日光という妨害要素があったにもかかわらず、屋外でのマンマシンインターフェース飛行実験に成功した。公開された資料によると、同システムは中国初の視覚に基づくスマートジェスチャー制御ドローンシステムだ。開発者によると、同システムはジェスチャー制御作業ステーション、被制御ドローン、画像収集カメラという3つの部分からなる。視覚に基づくスマートジェスチャー識別技術を、ドローン飛行プラットフォームと結びつけることで、ドローンは人の意図に基づき異なる飛行任務を遂行する。これにより飛行プラットフォームにおけるマンマシン共同作業機能が実現された。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます