2017年06月05日-06月09日
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摩拜単車が英マンチェスターに進出、中国の革新が認められる

2017年06月14日

 シェア自転車の摩拜単車(Mobike)は13日、英国2位の都市で欧州の産業革命発祥地でもあるマンチェスター及び隣接するサルフォードに世界100都市目となる進出を果たし、シェア自転車業界の海外進出の新たな重要な進展をリードしていくと発表した。新華網が伝えた。
 摩拜単車がアジア以外の都市に進出するのはマンチェスターが初。摩拜単車は今後数ヶ月かけて、このスマートで環境に優しく、便利で実益のあるシェア自転車サービスを、より多くの欧州都市に展開していく計画だ。摩拜単車は昨年4月に上海市で運営を開始してから、1年以上をかけて北京市、上海市、広州市、深セン市、成都市、シンガポールなど国内外の都市に進出した。マンチェスターはちょうど100都市目となり、摩拜単車が年初に設定した年内100都市展開という目標を、半年前倒しで実現したことになる。摩拜単車は年内に世界200都市展開という新たな目標を掲げた。
 摩拜単車はマンチェスターとサルフォードに第1陣としてスマートシェア自転車1000台を投入し、その後さらに追加投入することで成長を続けるニーズを満たしていく計画だ。
 マンチェスター市議会のリチャード・リース議長は「マンチェスターは全英の先頭にたち、摩拜単車という革新的で先進的なシェア自転車サービスを率先して体験する。我々はこのことを非常に喜んでいる。市民がこのグリーンで地球に優しい外出の新手段を用いることを奨励する」と話した。
 摩拜単車は現在までにすでに全世界100都市以上で500万台以上を投入している。登録済みユーザー数は1億人以上。毎日2000万回のサービスを提供し、世界最大のオンライン外出サービスとなっている。またすべての自転車に搭載されている「北斗+GPS+GLONASS」衛星測位チップとIoT通信チップにより、摩拜単車は世界最大のモバイルIoTシステムを構築している。ここから毎日5TBの外出ビッグデータが生まれる。
 摩拜単車はIoT、クラウドコンピューティング、ビッグデータ技術を総合的に運用し、業界唯一の人工知能ビッグデータプラットフォーム「魔方」を構築した。これはリアルタイムですべての自転車の位置と状態を正確に把握し、精密・高効率の運営維持をサポートする。また時間・位置・天気・交通量・外出の特徴など、数百項目の変化を深く発掘・分析し、需給バランスの予想、自転車使用の流れの予測、スマートな駐輪管理を実現し、都市管理及び交通計画部門に科学的な参考材料を提供する。

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