2017年06月19日-06月23日
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2017年国家科学技術3大賞の一次審査結果を発表

2017年06月29日

 国家科学技術奨励活動弁公室が28日に発表した情報によると、公示、オンライン一次審査、会議一次審査を経て、2017年の国家自然科学賞、技術発明賞、科学技術進歩賞(3大賞)の一次審査通過プロジェクト287件が選出された。うち自然賞は40件、発明賞は75件(専用プロジェクト19件を含む)、科学技術進歩賞は172件(専用プロジェクト39件を含む)となっている。一次審査通過プロジェクトは28日より、中国科学技術部(省)のウェブサイト、奨励活動弁公室のウェブサイトで公表される。一次審査通過の専用プロジェクトは、管理部門、推薦部門、プロジェクト完成部門などに委託し内部公開される。光明日報が伝えた。
 同弁公室の鄒大挺主任によると、今年は国家科学技術奨励改革の過渡期における重要な一年であり、一次審査には次のような特徴があった。まず技術発明賞汎用プロジェクトの専門家推薦ルートをさらに拡大した点で、今年の専門家推薦国家賞は153件で、前年比82.1%増となった。次に割当制度を試行し、2017年は3大賞の総数を300件以内に抑えた点。それから論文の質と知的財産権保護を重視する雰囲気を醸成した点で、2017年の国家自然科学賞審査提出論文(著書)の数は、これまで規定されていた「20編以内」から「8編以内」に減少させると同時に、論文(著書)筆頭著者及び責任者が提出するインフォームドコンセントの公示を追加した。さらに2015年、2016年の3大賞受賞プロジェクトの完成者は、2017年3大賞推薦プロジェクトの完成者になることはできない。こうすることで一部の人物が相乗りし成果を報告し、受賞しようとする行為を効果的に取り締まる。

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