2017年07月17日-07月21日
トップ  > 科学技術ニュース>  2017年07月17日-07月21日 >  中国科学院植物研究所、ブドウの新品種を開発

中国科学院植物研究所、ブドウの新品種を開発

2017年07月20日

 中国のブドウ生産・消費量は世界一だが、圧倒的多数の品種は海外からの輸入品種で、中国の気候条件への適応性が低い。中国科学院植物研究所が発表した情報によると、同研究所は産業のニーズをうけて、独自の知的財産権を持つ複数の高品質ブドウ品種を開発し、中国のブドウ・ワイン産業の発展を促していることを明らかにした。人民網が伝えた。
 同研究所は60年以上にわたりブドウ品種資源の収集・保存を行い、さらにブドウの品質及び耐寒・耐熱などの性質を系統的に評価する方法を開発・改善し、一部のブドウ果実の品質、一部の耐性遺伝子、調節メカニズムを明らかにした。同研究所はこれを踏まえた上で、900種以上の交配種を作り、早熟・超早熟でそのまま食べられる新品種「京」シリーズ14種と、耐寒・耐乾・耐病でワイン製造用の新品種「北」シリーズ7種、ジュース用の新品種3種を開発した。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます