2017年07月24日-07月28日
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無人潜水艇「発現号」、南中国海の海底生物を収集

2017年07月26日

 中国の次世代遠洋総合科学観測船「科学号」に搭載されている遠隔操作無人潜水艇「発現号」は25日、南中国海冷泉区で100匹以上のエビやイガイなど大量の生物サンプルを収集し、多くの海底高画質動画を撮影した。新華社が伝えた。
 科学号は南中国海で、中国科学院戦略性先導特別プロジェクト「熱帯西太平洋重要海域海洋システム物質エネルギー交換」2017年南中国海総合観測航行を遂行中だ。本航行段階首席科学者の孫松氏は、「これらの冷泉生物は水深1000メートル以上の海底から船に上がってもまだ生きている。これは海底の海水も一緒に引き上げられており、しかも発現号がゆっくりと海底から引き揚げたことで、生物が圧力や温度などの環境的要因の変化に適応できたため」と話した。

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