中国の「島造成の神器」、ポンプ浚渫船「天鯤号」が進水

2017年 11月3日

 新たな「国の重器」、アジア最大のポンプ浚渫船「天鯤号」が江蘇省啓東市で完成し、3日に進水することになった。中国青年報が伝えた。
 ネットユーザーから「島造成の神器」と呼ばれている、同じく中交天津航道局が持つ、現役としてはアジア最大のポンプ浚渫船「天鯨号」と比べ、天鯤号は性能で全面的に勝っている。その長距離輸送能力などの性能は、世界一となっている。外観を見ると、天鯤号の甲板の面積はバスケットコート9面分に相当する。
 全長140メートル、幅27.8メートル、最大掘削深度35メートルの天鯤号は、リーマ出力が6600kWで、最大9900kWに達する。標準浚渫能力は6000立方メートル毎時に達し、最大配列ピッチは15キロまで延長された。
 世界で初めて3ケーブルポジショニングシステムなどの先端技術を応用しているため、天鯤号の海の悪天候に適応する能力は世界トップクラスで、かつ世界のすべての海域を航行する能力を持っている。
 天鯤号建造監督チーム長、中交天津航道局有限公司副チーフエンジニアの王健氏は記者に対して、「これは中国国内で初めて設計・建造された、完全に独自の知的財産権を持つ大型自動航行ポンプ浚渫船で、一部の先進国による寡占を打破した」と説明した。
 中国船舶工業集団公司第708研究所副チーフエンジニアの費竜氏は、「輸入で技術は買えない。中国の浚渫船は小型から超大型に、内陸河川の施工から遠洋の施工に、配列ピッチが短から長に、施工効率が低から高に変わり、すでに世界先頭集団に立っている。中国は2006年以降、約200隻の浚渫船を建造し、同分野の大国になった。天鯤号の登場は、中国が強国に向かい邁進していることを象徴した」と述べた。
 天鯤号は3日の進水後、調整・試験段階に入り、来年上半期に引き渡される予定。


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