中国国際工業博覧会に国を代表するハイテク技術が登場

2017年 11月10日

 水素燃料電池車や二足歩行ロボット、CRH6A都市間高速列車といった国を代表するハイテク技術が展示された中国国際工業博覧会2017において、8日に中国科学技術部(省)の展示ブースに足を踏み入れた多くの来場者は、「驚いた。これはまさにナショナルチームと呼ぶにふさわしいハイテクの祭典だ」と驚きの声を上げていた。科技日報が伝えた。
 展示ブースの入り口では、巨大なCRH6A高速列車の模型が注目を集めていた。一目すると一般的な列車と変わらないが、中国中車青島四方機車車両股フン有限公司(フンはにんべんに分)高級エンジニアの王棟氏は取材に対し、「これは高速列車と地下鉄を融合させたもので、地下鉄のように随時停車や発車に対応できる上、時速も200キロに達する。また定員人数が大幅に増え、一般的な列車の800人から1500人以上にまで増加させている」と説明した。
 王氏は、「この車両は特に都市間の運行に適している。国の一時間経済圏という発展の需要を満たすため、研究チームは軽量化、高荷重に耐える車体、高軸重に耐える高速転向車、高荷重及び迅速な停車・発車という運行の特徴に適応する大トルク・大出力のけん引・補助システムなど、困難な課題に取り組み続けた」と話した。
 王氏は「輸送量が高いだけでなく、列車は迅速な停車・発車という設計方針を採用した。幹線の速度が同程度の高速列車と比べると、その加速にかかる時間と距離はそれぞれ25%と20%短縮された。緊急制動時間と制動距離はそれぞれ17%と22%の短縮。運行中の頻繁かつ迅速な停車・発車を実現し、乗客の自由で便利な乗降を保証する」と述べた。
 そのすぐ近くでは、走行中のロボットが来場者の注目を集めていた。驚くべきことに、ロボットには人を乗せ、自由自在に行動していた。来場者は「これは小型版のガンダムみたい。すばらしい動きだ」と驚きの声をあげた。
 陝西九立ロボット制造有限公司製品研究開発センター主任の楊志平氏によると、この「8号鋼弾機甲」は中国初の人を乗せることのできる二足歩行ロボットで、高さは2.1メートル、重量は500キロ。人と同じような関節を持つため、柔軟に動くことができる。
 楊氏は、「一般的な産業ロボットと比べ、人型ロボットは柔軟性がさらに高い。そのため人の代わりに危険な作業を実行できる。またオーダーメイドにより、ユーザーのさまざまな需要を満たすことができる」と話した。


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