2017年11月06日-11月10日
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北京が世界の最も優れた科学技術都市のトップに

2017年11月16日

 北京の科学技術革新の地位が再び、世界の同業者から認められた。Expert Marketが発表した今年の世界トップ科学技術センター都市ランキングによると、北京は昨年首位のベルリンを一気に抜き、首位になった。中国科学技術部(省)たいまつセンターと長城戦略諮訊が数日前に発表した「国家ハイテク区ガゼル企業発展報告書2017」によると、成長率が高く、革新力も高く、新たな分野を主事業とし、高い潜在力を秘める全国の「ガゼル企業」約2000社のうち、中関村の企業数が4分の1以上を占め最多となった。北京日報が伝えた。
 同ランキングは、ソフト開発者の賃金、新規プロジェクトの必要期間、生活費とテナント料、成長指数、創業産出、創業サービスなどを根拠としている。うち北京の中関村は早期ベンチャーキャピタルの誘致水準を強みとしており、シリコンバレーに次ぎ世界2位につけている。
 世界が認める科学技術革新の中心地であるシリコンバレーは、オリジナルの革新、資本集約などの面で依然として首位を維持している。しかし生活費が高めといった指標が足を引っ張り、首位にはなれなかった。
 百年の歴史を持つ権威ある科学技術誌「MITテクノロジーレビュー」は数年前、「全世界の都市がシリコンバレーをコピーし、無数のベンチャー企業を育み、1000億ドル以上の市場価値を持つテクノロジー企業にしようとしている。しかしシリコンバレーにとって真のライバルは、北京だけだ」と指摘していた。

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