国家最高科学技術賞、医学と軍需産業の受賞者が増加

2018年 1月9日

 2017年度国家科学技術奨励大会が8日午前、人民大会堂で開かれた。国家科学技術奨励(国家自然科学賞、国家技術発明賞、国家科学技術進歩賞の「3大賞」)は毎年1回選出される。他にも外国籍科学者または外国組織を対象とする中華人民共和国国際科学技術協力賞、最も価値ある国家最高科学技術賞が含まれる。法制晩報が伝えた。

◆「最高科学技術賞」受賞者、受賞時の平均年齢は83.7歳
 「最高科学技術賞」受賞者29人のうち、受賞時に90歳を超えていた受賞者は6人で、最年長は程開甲氏の96歳。王選氏は2001年に65歳で受賞し、最年少記録となっている。アルテミシニンを発見し2016年にノーベル賞を受賞した屠呦呦氏は、女性としては初の受賞者だ。
 データによると、国家最高科学技術賞の受賞者の、受賞時の平均年齢は83.7歳。受賞時の年齢が80−89歳は18人で、受賞者全体の6割以上を占める。
 また記者の調べによると、受賞者29人が手にした成果が授賞により評価されるまで、10年以上の時間差が生じている。

◆医学・軍需産業の受賞が最多
 記者が整理したところ、18年間の国家最高科学技術賞の受賞分野には大気物理や石油精製、植物学、レアアース、数学、航空・宇宙、材料学、建築学、医学、農業、軍需産業などの基礎学科・応用学科が含まれる。
18年間で医学の受賞者は5人。
 今回受賞した侯氏を除く4人は、2016年度にアルテミシニンを発見し、新型マラリア治療薬のアルテミシニンとジヒドロアルテミシニンを開発した屠呦呦氏、2005年度に受賞した第二軍医大学、東方肝胆外科病院の呉孟超氏、2008年度に受賞した北京市神経外科研究所、首都医科大学付属北京天壇病院の王忠誠氏、2010年度に受賞した上海交通大学医学院付属瑞金病院終身教授の王振義氏となっている。
 記者の調べによると、2008年以降は軍需産業の科学者の受賞が目立つ。また同賞は現在も健在で、新中国の科学発展に重大な貢献を成し遂げている裏方の貢献者への注目を強めている。
 例えば2013年の受賞者、「両弾一星(原爆・水爆・人工衛星)」の功労者、中国核実験科学技術の創建者・代表者の程開甲氏は、中国の原爆・水爆及び30回以上の核実験の成功に重要な貢献を成し遂げた。
 しかしその業務内容の必要性から、程氏は核兵器の研究と実験に参加した20数年間に渡り、学術研究で革新を続けながらも匿名を貫き、論文を発表したことがない。
 2014年度最高科学技術賞を受賞した于敏院氏は、中国工程物理研究院の核物理学者だ。「水爆の父」と呼ばれる彼も同じく30年間にわたり名を隠し、1988年になり氏名がようやく公表された。この核物理学者、中国科学院院士の著作は、機密のためほとんど未公開になっている。彼の妻でさえ、「これほどハイレベルな機密の仕事をしていたとは知らなかった」と話したほどだ。


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