2018年01月15日-01月19日
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中国・世界宇宙事業における2017年版の10大ニュースが発表

2018年01月15日

 2017年中国宇宙事業10大ニュースと世界宇宙事業10大ニュースがこのほど発表された。中国航天報社が主催し、北京航天数海科技有限公司が協力した今回の審査には、張履謙氏や徐光裕氏、王巍氏ら宇宙・軍事分野の著名専門家、国内の権威あるメディアが加わった。無人宇宙補給船「天舟1号」 の飛行任務成功など10件のニュースが、2017年中国宇宙事業10大ニュースに選ばれた。またスペースXの宇宙船再利用技術の重大な進展など10件のニュースが、2017年世界宇宙事業10大ニュースに選ばれた。人民網が伝えた。
 今回の審査では、中国の2件のニュースが世界版にも入選した。これにより中国が宇宙強国、世界の科学技術強国の建設で、新しい重大科学技術成果を手にしていることを力強く示した。
 
 中国宇宙事業10大ニュースは下記の通り。
1.「天舟1号」の飛行任務が成功し、中国有人宇宙事業の第2ステップが無事完了。
2.中国商業ロケットの打ち上げに新展開。
3.「中星16号」の打ち上げが成功、中国のハイスループット衛星通信の時代を切り拓く。
4.「墨子号」が3大科学目標を前倒しで完了。
5.「北斗3号」衛星2基が打ち上げ成功、グローバルネットワーク構築の新時代を切り拓く。
6.中国の次世代静止軌道気象衛星「風雲4号」が軌道上で引き渡す。
7.通信衛星「アルジェリア1号」が打ち上げ成功、アラブ諸国が初の中国製衛星を迎える。
8.「悟空」が精度が最高の宇宙電子線探査結果を入手。
9.中国初の硬X線変調望遠鏡衛星「慧眼」が打ち上げ。
10.「月宮365」計画が始動。

 世界宇宙事業10大ニュースは下記の通り。
1.スペースXの宇宙船再利用技術に重大な進展。
2.中国の「墨子号」が3大科学目標を前倒しで実現。
3.探査機「カッシーニ」が土星に衝突し、使命を終える。
4. 「天舟1号」の飛行任務が成功し、中国有人宇宙事業の第2ステップが無事完了。 
5.米国が探査機「 ボイジャー1号」の噴射エンジンを37年ぶりに動かす。
6.日本が「準天頂衛星システム」の初期運行能力の配備を完了。
7.欧州主導で各国が参与する「QB50プロジェクト」の衛星が打ち上げ成功。
8.インドが衛星104基を同時打ち上げし、世界新記録を樹立。
9.米ロが月軌道周回宇宙ステーション「深宇宙探査ゲートウェイ」構想で協力。
10.米軍の無人スペースシャトル「X-37B」が、軌道上飛行の新記録を樹立。

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