2018年02月12日-02月16日
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中国初の長航続時間ステルス無人機「新天鷹」が初飛行

2018年02月22日

 中国航天科工集団第三研究院第302研究所が発表した情報によると、中国初となる長航続時間ステルスを真の意味で実現させた無人機「新天鷹」がこのほど初飛行と性能検証飛行試験を無事成功させた。これにより中国は同型の無人機の開発能力を備えた世界で2番目の国になった。科技日報が伝えた。
 同機は空気抵抗の低い構造を採用しており、航続時間が長く、荷重比が高い。その飛行効率は幹線旅客機に相当する。多くの先進的なステルス技術を採用しており、上空からの偵察能力を備えている。また全自動制御技術を採用しており、全自動離着陸・飛行が可能。さらにセンサーの情報に基づき航空機の状態を自動でチェックし、システムの耐故障及び再構築を行い、不測の事態に対処する。さらに同機はビッグデータを基礎とし、分析・設計・評価・検証を一体化させた技術体制を構築している。異常事態発生時の制御の難題を解消すると同時に、精確な追跡、安定した制御、干渉への自動対応といった高品質飛行能力を備えている。

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