2018年03月01日-03月09日
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中国の宇宙ステーションは2020年に核心モジュールを打ち上げへ

2018年03月05日

 全国政協委員で中国有人宇宙事業チーフエンジニアの周建平氏は4日、中国の初期段階の宇宙ステーションは、1つの核心モジュールと2つの実験モジュールから形成されることになることを明らかにした。モジュールはそれぞれ20トン以上。宇宙ステーションの開発は重要段階に入っており、核心モジュールは2020年頃に打ち上げられる見通し。科技日報が伝えた。
 周氏によると、核心モジュールは宇宙ステーション複合体全体を制御する重要モジュールとなる。打ち上げて軌道に乗せた後、中国は宇宙補給船を打ち上げ、宇宙飛行士の暮らしや実験に必要な物資と設備を届ける。さらに2つの実験モジュールを打ち上げ、核心モジュールとの連結後に科学実験・探査を行う。さらに中国は光学モジュールという重要科学施設を打ち上げる。同モジュールには2メートル口径の分解能がハッブル宇宙望遠鏡に相当しながら視角が200倍以上の望遠鏡を搭載し、広範囲サーベイの科学研究に用いることが可能となる。これらの施設は初号機の開発段階にある。2022年頃に中国は宇宙ステーションを建設し、微小重力や基礎物理、天文学など各種宇宙科学研究を行う計画だ。

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