2018年04月16日-04月20日
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森林消防型無人機「彩虹4」がテスト飛行に成功

2018年04月16日

 中国航天科技集団第十一研究院が発表した情報によると、同研究院が開発する長航続時間森林消防型無人機「彩虹4」がこのほど、甘粛省嘉峪関空港でテスト飛行に無事成功した。これは同無人機が空から広い地上に向け、複雑な地形と建築物の火災リスクチェック、現場救助・指揮、火災偵察・予防・制御を行うことが可能になったことを意味する。新華社が伝えた。
 研究者は取材に対し、「森林火災予防・制御及び救助の過程において、彩虹4は従来の消火・救助活動における問題を効果的に回避できる。現場の状況を撮影・追跡し、指揮・決定に信頼性の高い根拠をもたらす。また人員を偵察に派遣することで生じうる火災による死傷の危険を回避できる」と説明した。
 同研究院彩虹無人機開発責任者の石文氏によると、「空のロボット」である彩虹無人機は可視光・サーモグラフィー・遠赤外線探査装置を搭載することができるだけでなく、森林の上空の固定されたルートを長時間巡航でき、操縦者の疲労による運用時間の制限とも無縁となる。また搭載されている高度計と障害物回避システムにより、森林の低空飛行も可能で、丘や斜面なども即座に回避できる。
 現在は森林消防向け以外にも、彩虹4は航空探査や海上巡航、海上緊急捜索、通信中継、海洋環境観測・評価、海洋生態災害観測、海洋原油漏れ観測、海洋動植物保護などの各分野でも応用されている。

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