有人潜水艇「蛟竜号」が地球一周有人深海潜水航行を予定

2018年 5月10日

 国家深海基地管理センターが発表した情報によると、有人潜水艇「蛟竜号」は2020年中頃に1年間の地球一周有人深海潜水航行を実施する見通しだ。「海上シルクロード」主要国と協力し、太平洋、インド洋、大西洋を跨ぐ。国家深海基地管理センターの丁忠軍副チーフエンジニアによると、今回の主な任務には深海鉱区の観測や深海環境の保護研究、公海の保護、深海先端科学分野の国際協力などが含まれる。北京青年報が伝えた。
 蛟竜号は中国が自主設計・集積・開発した有人潜水艇。蛟竜号は2012年6月にマリアナ海溝で、同類有人潜水艇としては新記録となる7062メートルの潜水に成功した。海上試験以来、蛟竜号は158回の潜水に成功しており、557日をかけ8万6000カイリ以上を航行している。
 蛟竜号は昨年末、任務完了後に国家深海基地に戻り、1年間に渡る作業性能のグレードアップを行っている。丁氏によると、これには水中測位及び目標捜索能力の向上、海底付近の地形測量能力の向上、ロボットアームとサンプル回収ケースによる直接的なサンプル回収能力の強化が含まれる。
 改良後の蛟竜号は、来年下半期からその翌年の年初にかけて、西太平洋の深淵とマリアナ海溝、ヤップ海溝、マゼラン海山エリア、南西インド洋熱水エリアで2回の科学応用航行を行う。
 丁氏は、「2020年中頃から、世界一周有人深海潜水航行の準備に入る。初の世界一周有人深海潜水航行の具体的な航路は未定で、世界の主要海域で潜水任務を行い、かつ海上シルクロード主要国に停泊する。またこれらの国の深海分野の科学者と共同潜水し、海底を共同調査・研究する計画もある」と説明した。


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